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第8回あいゆう会定期総会を開催

 平成19年1月28日(日)10時より、尼崎市の「天然温泉あま湯ハウス」で、あいゆう会の第8回定期総会が開催されました。近澤会長の挨拶の後、2006年度の活動報告について了承が行なわれ、引き続き2007年度の活動方針、予算および役員について幹事会原案の通り可決決定され総会は終了しました。なお、本年度の役員は次の方々です。

会   長: 近澤 長年
副 会 長: 吉村 健、横田 方信
会   計: 北澤 武
幹   事: 辻 邦夫、大国 成人、
大前 茂、井上 嘉夫、
阪本 政巳
会計監査: 山下 一美
会計監査: 中尾精七郎

 総会に引き続き、シニア世代の生きがいや仕事のサポートを行っているNPO法人「しゃらく」により、「地域との交流やボランティア活動への参加」をテーマとした活動の紹介が行われました。(活動報告の内容については、引き続き本誌に記載しています)
 総会および活動報告の終了後、温泉への入浴休憩をはさみ懇談会が開催され、久しぶりに集まった仲間が近況を報告し杯を重ねあう姿が見られ大いに盛り上がりました。今回の懇談会にも例年同様に、あいゆう会から招待を受けた青年部とユニオン委員、ブロック委員の有志が現役代表として参加し、楽しいひとときを過ごしました。

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近澤会長挨拶
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総会の様子
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新役員の皆さん
     
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集合写真


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img05.jpg 兵庫県が少子高齢化対策の一環として進めている「シニア生きがいしごとサポートセンター事業」を運営しているNPO法人「しゃらく」の代表を務めています小倉です。
 シニアの皆さんが、生きがいを見つけ、また、生きがいを持ち続けて、元気に暮らしていくお手伝いができればと思い活動しています。センターは、神戸の巣鴨(※1)と、言われている須磨寺の参道沿いにありますので、もし、ボランティアしてみたいなと感じられた方は、気軽にお越しください。
 よく、奥様から相談を受けることがあります。ご主人が、一日中パソコンの前に座って、特に何をするでもなく、ニュースや天気予報を見ていると言うのです。奥様には、一度、ご主人を連れてきてくださいと言いました。ご主人に聞いてみると、一日中、誰とも話しをしたことがない日があるとのこと。これでは、折角の第二の人生なのに淋しいですよね。そもそもパソコンができると言うのは、すごい能力です。これを生かさない手はありません。現在、パソコンは学校教育でも取り入れられ、操作できるのが当たり前の時代です。これまでパソコンに縁の無かった人がインターネットなどしたいけど、スクールに行ったら授業料高いからなぁと二の足を踏む方が増えています。そういった人たちのために、無料で教えるパソコンスクールを開設しているボランティアがあります。早速、そのご主人にも紹介すると、教えることへのやりがいの他に、地域の方との交流ができたことを喜んで頂きました。
 奥様と違って、ご主人は職場の繋がりが大半を占め、地域とのネットワークがほとんどない人が多いのが現状です。一方、奥様方は、自治会や子供の学校関係などで、地域とのネットワークが知らず知らずのうちにできています。
 以前、シニアが本音で語る座談会を奥様同伴で開催したことがあるのですが、今後、何を誰としたいですか?の問いに、男性は「ゴルフ、旅行」を「奥さん」としたいと答える人が多いのに対して、女性は、「旅行、美味しい食事」を「友達、娘、孫、ご主人」と言う具合にご夫婦で意識の差が歴然としています。まず、この認識の違いを理解して、家庭の中でも、地域でも、自分の役割を見つけることが、とても大切です。

講演の様子 img06.jpg

 最近特に注目されている環境問題ですが、自分たちの目線でできる環境活動を行ってみるなど、地球人としてのひとつの役割ではないでしょうか。例えば、紙の材料となる1年草のケナフを家で栽培し、年賀状を作れば、紙の節約にもなり森の保護にも役立ちます。小さなことですが、それが広まっていけば、大きな力になるのです。もちろん、ケナフだけではありません。そういった個人の活動を通して、同じ活動をしている人たちとやがては交流し、ネットワークを広げていき、その中で役割を持つのです。

※1…東京でシニアが集まる事で有名な巣鴨神社の参道沿い周辺。シニアファッションの発信地とも言われている。

講師プロフィール

NPO団体しゃらく代表:小倉 譲さん

特定非営利活動法人しゃらく 理事長/事務局長
生きがいしごとサポートセンター神戸西 センター長
(18年度/シニア生きがいしごとサポートセンター)

昭和52年6月18日 兵庫県神戸市に生まれる
高校卒業後、4年の中国留学(上海・雲南省昆明)を経て、立命館アジア太平洋大学 マネジメント学部に入学。起業家サークルを立ち上げ、語学塾の運営や地域参画、ボランティア活動を通して、地域活動に興味を持つ。
大学卒業後、アパレル会社のマーチャンダイザーを経て、特定非営利活動法人しゃらくを設立。
「心のバリアフリーを推進する」を基本理念に、団塊世代やシニア世代、高齢者の支援事業を開始。 
より活動の幅を広げるために、平成18年度、兵庫県シニア生きがいしごとサポートセンター設置事業の企画コンペに参加し、受託、センター長に就任。現在は、生きがいしごとサポートセンター神戸西センター長として、主に就業や地域活動の支援を行っている。


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掛 川 俊 昭
 あいゆう会が行う行事の、バス旅行も総会の後の懇談会も昔の仲間に会えることが楽しみです。会員の中でも1回も行事に参加していない人もいるので、まわりの人に参加を呼びかけて欲しいと思っています。焼成出身の参加者は多いけれど、溶接をやっていた人の参加が少ないので寂しく思っています。私が現役のときは、多いときで60名ぐらい仲間がいたので、呼びかけたら参加してくれるのではないかと期待しています。ただ、今回総会が開かれた尼崎は「ちょっと遠いなぁ」という感じで、自宅から1時間以上かかるのはちょっとしんどいという気がしています。
 今年はプロセス機器が黒字になっているようで嬉しいですね。特に若い人を見ていても、真面目だしよく頑張っているので嬉しい限りです。
 今は休みの日に孫とキャッチボールするのが楽しみだけれど、たまには、あいゆう会で昔の仲間とワイワイ騒ぐのも楽しみのひとつです。あいゆう会でしか会えない懐かしい人も多いので、これからも続けて欲しいし私も参加したいと思っています。

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中央が本人

窪 田 三 郎
 昔の仲間が「元気にしているか?」と思いながら、3、4年前から毎回参加しています。昔の仲間に会うと昔話に花が咲いて楽しいし、参加して良かったと思います。
 今回は「あま湯」で総会があったお陰で、風呂にも入れて良かったです。「あま湯」は、甲子園浜での空手の寒稽古が終わった後に寄ったことがあり知っていたので、楽しみにしていました。
 私は温泉が好きだから、昨年の赤穂のバスツアーも温泉に入ることができて楽しかったなぁ。

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中央が本人

待 本   努
 会社の状況は06年度が業績の底で、来年度以降は少し業績も上向きになるだろうとの嬉しい話があり一安心しました。
 総会の後に報告のあった、NPO法人しゃらく事務局長の小倉譲さんの話では、特にケナフ栽培について興味津々で聞かせていただきました。考えてみると、遊んでいる田圃もゴルフ場も沢山有り過ぎると思うので、耕してケナフを植えようという気持ちになりました。
 その後のお風呂は、大きなお風呂に少々戸惑ってしまいましたが、露天風呂は良かったなぁ! 茶色の塩湯にポッカリ体を浮かべ小春日の青い空を眺めていると寿命が延びていく感じだ!
 懇談会の料理も美味で、話に花が咲いて大変賑やかだった。最高齢の松下さん、百歳を越えられる迄お元気で! 僕等も頑張るぞ!
 本日は、龍宮に来たようなポッカ・ポッカの幸せな一日だった。労働組合の幹事さん、OBの幹事さんご苦労さまでした。

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中央が本人

渡 邉 尚太郎
img10.jpg このような会でOBの方々と出会い、本当に皆さんお元気だなぁとつくづく感じました。このOBメンバーだけで、現役に負けず立派なグラスライニング製のタンクを十分作ってしまいそうな勢いをも感じました。先輩方の話を聞いていると、私が知らない神戸工場時代の話を聞かせていただき、当社にもそういった歴史があって初めて今の会社があるのだと思いました。今度は、播磨製作所を知らない方には播磨製作所を、そして現状の会社はどういったことに力を入れているのかも先輩方に是非知ってもらいたいと思います。当社の歴史を振り返り、お互いを知ることで、今後とも「話題」と「笑い」が絶えない会となるのではないかと考えます。参加させていただきありがとうございました。

岡 田 圭 司
 OBの方々と話をさせていただくと「あの設備や治具はワシが作ったんや」「あの焼成炉はワシがいた時にできたんや」「焼成缶体のひずみ直しをやったら右に出るものはいない」など、誇らしげに話されている姿には私も圧倒されてしまいます。皆さんのように元気であることは、とても羨ましいなぁと感じるとともに、僕たちも負けてはならないと強く思いました。

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山下さんと。右側が本人


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記念品として売られているビュット。通常は蛍光色の赤や緑
  今、私が一番ハマッテいることは、ペタンクをすることです。フランス生まれの球技『ペタンク』の語源は、南フランス地方で『足を揃える』と言う意味です。この競技をするとき、地面に描いた輪の中で足を揃えて鉄球を投げる所から名付けられたと言われています。直径3センチほどの『ビュット』と呼ばれる木または樹脂で出来たカラフルな玉に向かって、6〜10メートル離れた所から鉄球を投げます。いかにビュットに一番近い所へ鉄球を投げることができるかが勝敗のカギを握ります。シングル、ペア、トリプルと3種目あり、競技者は相手チームと交互に一人2〜3球投げることができます。
 このペタンクをすることになったキッカケは、近所の公園でソフトボールの練習をしていると、たまたま横でペタンクを練習していた人から『試合に参加するのに人数が足りないので一緒に出てくれないか?』と、頼まれたことからです。ピッチャーをしていた私は、『なんだ、ソフトボールを投げる要領で鉄球を投げれば良いじゃないか』と、軽い気持ちで始めました。ところが、やってみると奥が深い。相手チームや自分のチームの鉄球の位置を考えて、戦略通りの位置へ自分の鉄球を投げて止めなければならない。思いのほか大変で、緻密な計算と正確なコントロールが要求されます。勝敗を左右する投球のときは、本当にプレッシャーを感じ、メンタル面に非常に左右されます。頭と体を使うスポーツと言えます。
 ご近所の人たちで結成している『鈴原サンサンくらぶ(伊丹市)』は、現在9名で、毎週土曜日か日曜日に、近くの公園で練習しています。チームの半分は、全国ランキング300人中20位以内にランクインしているので、レベルの高いチームだと言えます。現在、兵庫県のペタンク協会に所属し、全国大会などに年間5、6回参加しています。県内の他チームの人とペアやトリプルを組んで参戦することもあり、交流も図れて楽しんでいます。
 当面の目標は、やっぱり全国大会で上位に入ることと、一人でも多くの人に、このペタンクの楽しさを知ってもらうことです。皆さんもやってみませんか?

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片手で鉄球を投げる白井さん

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鈴原サンサンくらぶの練習風景
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全国ランキングの表彰状と鉄球とビュット

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ねんりんぴっく徳島2003に兵庫県代表で出場して
優勝した時の写真。中央が本人