人生は新しい発見と感動を!!
 
あいゆう会会長 近 澤 長 年

 あけましておめでとうございます。
 皆様におかれましては、ご健勝にて越年のこととお慶び申し上げます。
 平素より、あいゆう会諸活動にご理解ご協力を賜り厚く御礼を申し上げます。
 毎年「今年こそ良い年でありますように」と念じて一年の始まりを迎えますが、良い年だったと大晦日を迎えることがなかなか叶いません。昨年は、国内外において大きな地震があり多くの方々が被災されました。11年前の阪神淡路大震災を経験した者としてはニュースを見るたび当時を思い出さずにはいられません。幸い当地域には天災等もなく幸せな日々を送る事が出来た昨年でした。
 当会第6回定期総会、組合創立50年という佳節の節目の時期において会長の大役を引き受け一年が経ちました。
 行事としては、バスツアー(施設見学)のみしか出来ませんでしたが、赤穂市立海洋科学館では塩の国を見学、そして塩作り体験をし海水から作った本当の塩は甘味があることを実感しました。その後、赤穂ハイツにてわきあいあいとした懇親会を行い親睦を深めました。
 本年も会員の皆様方が普段着で気軽に参加できる、親睦を重点に人と人とのふれ合い、人と人との交流を重んじその中に楽しみをつくり出す、そのような活動を展開してゆきたいと思います。
 ここで、詩人相田みつを氏の作品を一つ紹介します。
感動する人間 その時の出逢いが
変えることがある
感動いっぱい
いのちいっぱい
人生を根底から
よき出逢いを
夢いっぱい
 感ずべきものにちゃんと感動する人間であって欲しいということです。感ずべきものに感じない人間は人間として失格だと思い、そういう人はろくな人生は生きられない。人間をいのちの根底から動かすものは理屈やちからの命令ではありません。学歴や肩書き、理性や知識の量ではありません。
 人間として自分自身の深い感動です。感動には損得勘定は一切混じりません。どうか感動の日々を生きて下さい。
 以上、詩の一節と解説です。
 本年は、新しく人に逢うもよし、話を聴くもよし、散策中に草花や木樹の変化を見るのもよし、なにか新しい気持ちで発見し、それらを自分の感動として、新しい人生の糧としてもらいたい。
  「人生は新しい発見と感動を!!」
 最後になりましたが、高齢になることで体調に変化が生じることは頭ではわかっているつもりでも実際にそうなるまでは他人事としか受け止められない。それが想像力の限界と言われています。日々健康管理に注意し、昨日と今日との身体の違いは、日々チェックし明日のために今日を大事に活かして健康面、安全面に気を配って下さい。
 次回、元気な姿でお会いする事を楽しみにしています。健康的な日々を!!


第6回あいゆう会バスツアー

赤穂で塩づくりを体験しました……6月25日
  恒例となりました「あいゆう会バスツアー」も今年で6回となり、梅雨真っ只中にも関わらず、盛夏のような晴天に恵まれ、集合場所には朝早くから、旧知の仲間同士、再会を喜ぶ姿があちらこちらで見られました。今回のツアーには会員69名と会員の後輩であるユニオン委員らをあわせて総勢80名が参加しました。新緑眩しい山陽道を突き進み、潮香る赤穂海浜公園へ到着するころには、すっかり現役時代にタイムスリップしたような雰囲気になっていました。まずは、皆さん童心に戻り、汗を拭いながら、全国でも有名な赤穂の塩づくりを体験しました。その後、国民宿舎の赤穂ハイツへ移動し、お待ちかねの入浴。青い海に浮かぶ家島諸島を眺めることが出来る大浴場は、旅の疲れも吹き飛ばしてくれます。入浴でさっぱりした後、大広間の昼食会では、カラオケが飛び出すなど、盛り上がりました。長い間、苦楽を共にした仲間たちとの語らいは、尽きることは有りません。しかし楽しい時間は、あっという間に過ぎ、気付けば三宮到着。再会を誓い、名残を惜しみながらの解散となりました。

グループに分かれて塩づくりを体験



バスツアーに参加して
松下 晴孝

 梅雨の季節、俄雨の予報にもかかわらず、皆様の日頃よりの精進が良いのか、臍曲がりの私が傘を持って参加したお陰か(傘を持って遊びに行くと、雷さんが笑って、雨に遭う時が少ない)往復共好天に恵まれ、交通渋滞にも遭わず、スムーズに出来て誠に有り難うございました。
 先ずは赤穂海浜公園に到着。流下式塩田を眺め、海洋科学館前の建物内で、鹹水を煮詰めて塩を造った。上等の塩が出来た。この技術がむづかしくて(特許?)浅野内匠頭長矩が吉良上野介義央に教えなかったため、上野介に恨まれ、天皇の使者下向の接待役の折にいじめられ、遂に元禄14年3月14日、江戸城松の廊下にて刃傷に及び、忠臣蔵の原因になったもので、造り方が良い参考になった。昔は油が無かったので、薪を焚いたのだろう。私は歴史博物館・民俗資料館・海浜公園によく遊びに行きますが、塩造りは初めてだったので大変有り難かった。
 赤穂ハイツの温泉で、家島諸島を眺めながらゆっくり汗を流した。よく見た景色と思ったら、去年12月11日神戸ウォーキング協会のハイキングで、赤穂ハイツの下の道を歩いた事を思い出しました。
 大広間での食事、沢山の御馳走、残せば今はやりの「もったいない」と思えば腹の虫もびっくりした事だろう。酒もビールも、昔毎月300時間程働き、酒タンク・ビールタンクを造り、会社のためによく飲んだ事を思い出した(製缶課の花見・納涼・忘年会は一人一升の予定)が、今はあまり飲めなくなりました。ゆっくりする時間があり、カラオケのメートルが上がったのが面白かった。深江寮長を最後に退職してはや20数年になるので、参加者一覧表や胸の名札がないので、名前や顔も忘れて、十分に懇談出来なかったのが残念でした。
 私は5月14日・15日に滋賀県の「びわ湖長浜ツーデーマーチ」に参加した時の帽子をかぶっていましたので、写真の写りが悪かったのは御勘弁下さい。当日は各20kmを軽く歩いたつもりです。
 生きて居る限り、出来るだけOB会に参加したいと思っています。その折はよろしくお願いします。



懐かしい一日
井上 嘉夫

 梅雨時とは故、6月25日(土曜日)は、真夏を思わせる好天に恵まれました。
 集合場所には、早くより懐かしい顔が現れますが名前を思い出せず。言われて昔を思い出しつつ参加者80名は、話の弾む先輩諸氏と新緑に繁る山陽道の山脈を走り、一路潮香る播州赤穂へと向かいました。
 赤穂海浜公園内では復元された昔の塩田風景を見ながら、ふと小学生の頃この赤穂の塩田へ遠足に来て、潮播き・砂掻き体験をしましたが暑い盛りの夏日だったので素足の足裏が熱く、皆が大騒ぎしたこと懐かしく思い出されました。
 塩づくり体験コーナーでは、童心にかえって熱心に説明を聞き、鍋かきを行い塩の有難みを味わった。昼食は赤穂ハイツ、今回は趣向も酒肴も変わって時間にも余裕が有り、会席料理に酒・ビールと飲み放題で昼間よりたっぷりと飲食を共にして、笑顔、満腹で気分爽快でほろ酔い気分で帰路のバスに乗りこんだ。ゆったりとした、とても楽しい一日でした。
 執行部、役員の皆さん、ご苦労様でございました。また、次回も楽しみにしています。宜しくお願いします。


塩の町赤穂を観る・味る・魅る
下垣内 利治

 今年は梅雨に入っても良い天気続きで、この日も上々の旅行日和でした。約80名の懐かしい「あいゆう会」の人達と三宮からバスに乗り込みました。新神戸トンネルを抜け、山陽自動車道を走って赤穂へ向かう道中は、現役時代の懐かしい思い出話や近況報告などを皆にぎやかに語り合い、あっという間に赤穂に到着。
 赤穂は江戸時代に主君の仇討ちをした忠臣蔵で有名なところですが、この度はもっと昔から今日まで伝えられている「塩の国赤穂」を見学体験してきました。海岸に沿って造られた赤穂海浜公園には、海洋科学館や遊園地などがあり、散歩を楽しむ人や塩づくりの体験学習をする人など、それぞれに楽しみました。塩の歴史は千年以上も前から伝えられたもので、塩のおかげで赤穂の町は裕福に栄えたと言われています。良い塩を作るために適している赤穂の海水は清流の千種川の水と瀬戸内海の海水が程よく融合しているからだそうです。
 50名程が塩づくり体験に参加し、小学生の昔に帰ったようにわいわいがやがや言いながら、土鍋に海水を入れ煮始めました。焦がさないように“へら”でかき混ぜ約30分で水分が無くなると、火を弱火にして塊をつぶすと真っ白な粒子の細かい塩の出来上がりです。海水から作った塩はミネラルを多く含み、栄養価も高いと言われていますので、それぞれ家への土産に持ち帰りました。
 その後、瀬戸内の海が一望できる赤穂ひょうごの宿「赤穂ハイツ」では、大浴場にてゆっくりと入浴し、昼食では鯛やえび・かれいなど海の幸いっぱいの料理を前に、あいゆう会会員やユニオン幹部の人達とビールで乾杯。ゆっくりと一日を楽しみました。
 私も昨年、地域活動30余年の実績により兵庫県知事より「こうのとり賞」を頂き、これからも頑張っていこうと思っております。幹事の皆様や参加された方々に感謝し、また次の機会を楽しみに元気に生活を送るようにしたいと願っております。



「楽しかったね」
寺田 時美

 梅雨時期にもかかわらず、参加者の日頃の行いが良かったのか、執行部の熱意が通じたのか本当に暑い位の上天気に恵まれ楽しい一日を過ごす事が出来ました。
 赤穂海浜公園へは、今年5月の連休に孫を連れて行きましたが、そのときは駐車場をはじめ各施設は家族連れで満杯でした。今回一寸心配していましたが何んの良く空いていて時間的にもゆとりが持て久し振りに苦楽を共にした友人・後輩と旧交を温める事が出来ました。
 バスツアーには4回目の参加ですが、今回の昼食は最高だったね。ちょっとしたグループ旅行気分が味わえました。また、東京ブロックの「石田君」との再会、入社時からの想い出話は尽きなかった、随分しっかりしてきたなと嬉しく思いました。そんな勢いもあってカラオケまで参加しちゃって……
 バスを降りいよいよお別れのとき、坂井さんから縁起凧まで戴きました。本当に楽しい一日を過ごす事が出来ました。今回の企画を計画して頂いた関係者の皆さんに心よりお礼申し上げます。
 残念ながら今年は3人程、私用のため参加できなかった会員の方々がいますが、来年はお互い声を掛け合って、一緒に参加したいと思います。


国民宿舎の赤穂ハイツ 大広間で全員集合


結成50周年記念事業として
(財)ひょうご環境創造協会へ環境関連図書の寄贈

 神鋼環境ソリューション労働組合は、2005年11月1日、組合結成50周年記念事業の一貫として、(財)ひょうご環境創造協会(理事長:齋藤富雄兵庫県副知事)へ環境関連図書(500万円相当)を寄贈しました。
 今年が、前身である神鋼フアウドラー労働組合発足から起算して結成50周年にあたることから、記念事業の検討を進めてきましたが、総合環境ソリューション企業を目指す会社で働く社員の集団として、労働組合自身も地球環境保護に貢献できる記念事業を行うべきではとの考えから今回の図書贈呈を決定しました。
 1999年から環境とボランティアをテーマとしたユニオン・オープンハウスと名付けた自由参加型のセミナーを50数回開催しており、こうしたセミナーをきっかけとして、環境活動に積極的に取り組み、兵庫県が行っているモンゴルでの植林活動への協力や、モンゴル僻地の小中学校に対する図書贈呈活動などを行うようになりました。本社周辺の清掃活動を毎週月曜にクリーンマンデーと名付け実施するなど、地域の環境へも配慮した活動を行っています。贈呈された環境関連図書は、兵庫県が播磨科学公園都市に明年開設予定の環境学習施設「エコハウス」(兵庫県佐用郡佐用町光都)内に「神鋼環境ソリューション文庫」として設置されることになっています。
 今回の贈呈に対して(財)ひょうご環境創造協会より感謝状が贈られました。

11月1日、兵庫県庁で、齋藤理事長(兵庫県副知事)、原田兵庫県環境局長、小林副理事長などの出席による贈呈式が行われました。